初めて来たときから、なんとも居心地のいい空間。
のびのびとした間取りながら、家族の気配を感じられるリビングです。
さりげなく、でも丁寧に作られた室内窓に、暮らしへの愛情が感じられます。
3人のお子さんとの時間を一番に大切にしながら、
空いた時間で作品づくりをされているUさん。
『シンプルで、長く使えて、あきがこない、おしゃれなもの』
というブランドのコンセプトが、おうちづくりにも表れています。
趣味から始まったハンドメイドが、今ではたくさんの方から愛されるブランドになり、そんなUさんが中古マンションをリフォームする際に設計士さんにお願いしていたのが、
『アトリエがほしい!』
ということでした。
子どもがいても、心置きなく作業がしたい。
作業しっぱなしでもいい部屋がほしい。
出来上がったアトリエは、リビングの隣にあるので、子どもたちの様子もすぐに確認できます。
ご主人は転勤族のため、賃貸に出すことも念頭に置いた物件探し&リフォーム。
一部は壁を抜いて、水回りもフルリフォームしました。
『 家具は、引っ越し後も長く使える、取り外し可能なオリジナルのものに 』
『 アトリエは、ウォークインとしても使えるように 』
そして、家族みんなが心地よく暮らせるように、随所に工夫がちりばめられています。
そのひとつが、家事をしながら、こどもが勉強しているのを見守ったり話をしたりすることができる、このワークスペース。
絶妙な色のアクセントクロス!
今では作品の撮影場所としても使われているそうです。
こちらの収納もいい働きしています。
子どもも片付けやすく、容量もたっぷりあります。
家の中の小物ひとつひとつにも、
落ち着く空間にするための心遣いが行き届いています。
これからここで、たくさんの人がくつろぎ、語り、
小さなアトリエからは、子育てママを応援する救世主アイテムが産まれていくのでしょう。
ついつい、広さや新しさを求めてしまう『マイホーム』ですが、
家族の暮らし方に合った住まいを丁寧に考えていくと、
そのゴールは中古マンションをリノベーションだった、という事も少なくありません。
その、素敵なお手本となってくれる、居心地抜群のHさん宅でした。
また、お茶のみに寄らせていただきます^^
高校卒業後、バンタンでファッションビジネスを勉強。学生時代やアパレルでの経験を生かし、現在はオリジナルのハンドメイドブランドを立ち上げ、活動中。
忙しくて雑貨屋に行けないけれど、おしゃれも楽しみたいお母さん達に、便利で可愛いアイテムを届けています。
設計:atelier_bono
bono@atelier-bono.com
施工:㈲松浦建設
写真:studio marsh 沼口 紀男